「トイレで失敗ばかり…」——トイトレのつまずきを支えるヒント

こんにちは。
もうすぐトイレトレーニング(以下、トイトレ)を始めるけれど、
- 失敗が多くて前に進めない
- トイトレを楽しめない
- 保育園と家とで成功率が違いすぎる
そんなお悩みありませんか?トイトレは子どもの身体発達だけでなく、情動調整や生活リズムの相互関係が背景にある「生活の一部」として取り組む必要があります。
今日は、「トイレで失敗ばかり」というつまずきにフォーカスして、家庭と園でできるサポートの工夫をご紹介します。
第1章 トイトレの成功は「身体」×「心理」×「環境」の三拍子
トイトレは以下の3つの力が揃ったときにスムーズに進みやすくなります。
- 身体の準備:膀胱の感覚、歩行バランス、衣服の着脱スキル
- 心理的な準備:我慢する力、コントロール感、成功体験への期待
- 環境の支え:トイレの広さ、トイレットトレーナー、声かけやタイミング
どれか1つでも欠けると、成功しにくくなったりつまずいたりします。
第2章 よくあるつまずきパターンとその対応策
① 身体のリズムが整っていない
- 失敗パターン:昼寝前や遊びに夢中になったときに漏れる
- 対応策:「トイレちゃんタイム」を決めて習慣化(例:食後・遊び後・寝る前)
② うまく伝えられない・声かけが合わない
- 失敗パターン:「トイレ行くよ」と言っても動かない
- 対応策:視覚支援を使って伝える(絵カード・タイマー・スケジュールボード)
③ 恥ずかしさや不安が強い
- 失敗パターン:洋式便座でお尻を引けず座れない
- 対応策:椅子型便座やおまるを選び、段階的に成功体験を積む
④ 家と園でサポートの差がある
- 失敗パターン:保育園ではできるのに、自宅では失敗が多い
- 対応策:園との連携ミーティングを設け、「やっている声かけ」「成功時の言葉がけ」を共有する
第3章 心理面の支え方:できたときの「ほめ方」も大切
トイトレでは成功体験が何よりの鍵のため、成功時には以下を意識して対応しましょう:
- 具体的にほめる:「〇〇ちゃん、すごく我慢できたね!おしっこ出たね!」
- 頑張りと結果の両方に注目:我慢したことも、後片付けも認める
- 小さなごほうびで継続を促す:シール、特別な歌、ご褒美タイムなどを使う
- 失敗時は責めず、次に向けた声かけを:「濡れちゃったね。次はここに座ってみよう」
第4章 家庭でできるトイトレの“習慣化ルール”5つ
- 毎日同じ時間にトイレへ誘うこと(リズム感)
- 一連の流れを可視化する(絵カード・スケジュール)
- 着脱しやすい服を選ぶ(ウエストゴム・前開き)
- 声かけの種類を決めておく(一定の言葉がけ)
- “失敗しても平常心で対応する”環境づくり(焦らない家庭のムード)
第5章 園との連携をなめらかにする工夫
- 共有ノート・トイトレカードで状況をこまめに伝える
- トイレに慣れる時間を家庭・園で両方持つ
- トイレットトレーナーのサイズ・形を統一する
- 発達特性がある子は“予告支援”を取り入れる(例:「3分後にトイレね」)
第6章 「トイレで失敗ばかり」への心のケア
- 「次はがんばろうね」と失敗を責めず、繰り返し応援する
- 「大丈夫、できるときが来るよ」と安心感を与える
- 「親も子どもも同じチームだよ」と伝えることで、子どもは失敗を恐れなくなります
最後に:トイトレは「できた!」だけを目指すものではなく、子どもが自分でできることを増やすプロセスです
トイトレは発達の中で大きなライフイベントです。時間と忍耐、環境づくりが必要ですが、
- 身体と心と環境のバランスを整え
- 小さな成功を積み上げ
- 家と園が協力して支える
ことで、つまずきは丁寧に乗り越えることができます。
「親子の信頼関係の延長線上」がトイトレ成功への道のりです。焦らず、子どもの成長に寄り添って歩んでいきましょう。