“よその子と比べてしまう”ときに読みたい、大切な視点

こんにちは。
子育てをしていると、つい誰かと比べてしまうこと、ありませんか?
- 「あの子はもうオムツ取れてるのに、うちはまだ…」
- 「同い年なのに、あの子はあんなにしゃべる」
- 「保育園の先生に“落ち着きがない”って言われたのは、うちの子だけだった」
そんなとき、心の中にモヤモヤと不安や焦りが広がって、
「私の育て方が悪いのかな…」
「どうしてこの子は他の子と違うんだろう」
と、自分も子どもも責めてしまいそうになる。
でも、それはあなたが「我が子を大切に思っている証拠」です。
「ちゃんと育ってほしい」
「困らないようにしてあげたい」
そんな気持ちがあるからこそ、比べてしまうのです。
今回は、保護者の誰もが感じる「比較」の気持ちを整理しながら、
“わが子の育ち”を信じる視点を一緒に見つけていきたいと思います。
第1章 「比較」はごく自然な感情です
人と人を比べることは、人間の本能でもあります。
- 周囲と比べて安心したり
- 自分の位置を知ろうとしたり
- 努力の方向を決めたり
比較することで“社会で生きていく準備”をしているとも言えます。
だから、「比べちゃいけない」と自分を責めなくても大丈夫。
ただ、その比較が「焦り」や「自己否定」に変わるとき、親子ともに苦しくなってしまいます。
第2章 育ちには「その子だけのペース」がある
言葉を話し始める時期
オムツが取れる時期
ごはんを自分で食べるようになる時期
じっと座って話を聞けるようになる時期
これらはすべて、“平均”や“目安”があっても、発達はグラデーションです。
子どもによって「得意」「不得意」「発達の順序」にはばらつきがあります。
✅ 例えば…
- 3歳で会話が上手な子もいれば、4歳半を過ぎて急に話し出す子もいます
- 運動が得意でおしゃべりが少ない子もいれば、手先は苦手だけど記憶力がすごい子もいます
早くできる=偉い
遅い=ダメ
ではなく、「その子らしい発達の道のり」があるだけなのです。
第3章 比べる視点を変えると、子育てがラクになる
✅(1)“昨日の我が子”と比べてみる
他の子ではなく、“昨日の我が子”と比べてみてください。
- 昨日は泣いてできなかったけど、今日はちょっとだけ挑戦した
- 前は嫌がっていた服が、今日は自分で着られた
- 「イヤ!」と怒っていたのが、「ちょっと待って」と言えるようになった
そんな小さな“変化”や“挑戦”を見つけられると、
「うちの子、ちゃんと育ってるな」と実感できるはずです。
✅(2)“比較”の言葉ではなく“観察”の言葉で見てみる
例:
❌「なんで○○ちゃんみたいに静かにできないの?」
✅「この子は人と関わるのが好きで、気持ちの切り替えがちょっと苦手なんだな」
→ 比較ではなく“観察”で見ることで、怒りや不安が減り、子どもの特徴が見えるようになります。
第4章 子どもが比べられて苦しむ前に、大人ができること
子ども自身も、周りと比べられることで自己肯定感が下がってしまうことがあります。
- 「あの子はできるのに、なんで私はダメなの?」
- 「またママに怒られた。ぼくはダメな子なのかな…」
そんな風に思わせないためにも、大人は次のような言葉を意識してみてください。
✅ 子どもを支える言葉がけの例
- 「あなたはあなたのペースで大丈夫だよ」
- 「がんばっている姿、ちゃんと見ているよ」
- 「失敗しても、あなたのことは大好きだよ」
第5章 「比べてしまう自分」も、大切にしていい
「また他の子と比べてしまった…」
「私は親失格なのかな…」
そんな風に思ってしまうとき、自分を責めないでください。
比べるという感情は、我が子を大事に思うからこそ出てくるもの。
“よりよく育ってほしい”という愛情の裏返しです。
だからこそ、その気持ちを「どう活かすか」が大切なのです。
最後に:あなたのまなざしが、子どもを育てる“光”になる
子育ては、比べられやすい環境の中にあります。
SNS、園での様子、成長記録、検診の項目……
たくさんの「基準」に囲まれているからこそ、不安になるのは当然です。
でも、あなたにしか見えない“わが子の成長”が、毎日の中にきっとあるはずです。
誰かと比べて不安になったときは、
一度深呼吸して、「この子がどんなふうに頑張っているか」を思い出してみてください。
子どもにとって、比べる言葉ではなく、
「見守ってくれる大人のまなざし」こそが、最大の栄養です。