「わたし、ちゃんとできてるのかな…」——“育児ストレス”の本当の原因は、子どもの行動じゃなかった?

こんにちは。
毎日一生懸命子育てをしているのに、ふとした瞬間にこんな気持ちになること、ありませんか?
- 「こんなに頑張ってるのに、うまくいかない」
- 「うちの子だけ、どうしてこんなに手がかかるんだろう」
- 「他のママみたいに笑顔でいられない…」
「母親なんだからしっかりしなきゃ」「ちゃんと育てなきゃ」と思えば思うほど、プレッシャーがどんどん大きくなってしまうこと、ありますよね。
でも、あなたが感じている“ストレス”、それは実は「あなたのせい」でも「子どものせい」でもないかもしれません。
育児ストレスは“子どもの行動”とは限らない
高機能ASD(自閉スペクトラム症)の子どもを育てる母親への研究から、ある意外なことがわかりました。
「育児ストレスの強さ」は、子どもの症状の重さよりも、
✅ 母親自身の“心と体の健康状態”
✅ 家族や周囲からの“支えの有無”
この2つに大きく影響されていたのです。
がんばりすぎるママほど、ストレスを抱えやすい
研究では、「母親のストレス」は以下のような要因と関係していました:
🔸 子どもの特性(ASDの症状)→ 関係はあるが限定的
🔸 母親自身のQOL(生活の質)→ 強く関係
🔸 家族機能(サポート体制)→ 強く関係
つまり、「子どもが困った行動をするからストレスがたまる」というより、「サポートがなくて、ひとりで背負ってしまっていること」が原因になることが多いのです。
「ママが笑える」ことが、子どもを幸せにする
子どもの発達支援というと、「子どもをなんとかすること」が最優先に思われがちです。
でも実は、「ママが元気で、安心していられること」が、子どもにとって一番の環境。
だからこそ、
✅ 一人で頑張りすぎない
✅ 「つらい」「しんどい」と口にしていい
✅ 誰かに頼っていい
そうやって、「ママの心に余裕」があることが、子どもの育ちにもつながっていきます。
今日からできる「ストレスとの付き合い方」
🔸 お迎え帰りの10分、好きな音楽を聴く
🔸 夕飯は“買ってきたもの”でもOKにする日をつくる
🔸 支援センターやママ友とちょっとおしゃべり
🔸 「わたしの好きなもの」をあえてひとつ大切にする
毎日の小さな工夫が、「ストレスをためない習慣」になります。
最後に:子育ては、チーム戦です
あなたのストレスは、あなたの弱さじゃありません。
むしろ、それは「ちゃんと子どもを見ている証拠」。
「どうにかしてあげたい」と思うからこそ、苦しくなるんです。
でも、子育てはママひとりで抱えるものじゃなくて、もっと「チームで支えるもの」であっていいはず。
どうか今日だけは、自分にも「ありがとう」「よくやってるよ」と声をかけてあげてくださいね。