夜寝ない子ども。睡眠不足で親子とも限界

夜10時、11時、12時。我が子は、まだ起きています。寝かしつけようとしても、全く寝ません。ベッドに入れても、すぐに起き出します。走り回る、遊び始める、テレビをつけようとする。
ようやく寝たと思っても、夜中に何度も起きます。夜中の2時、3時に起きて、また遊び始めます。朝まで起きていることもあります。
朝は起きません。何度起こしても、起きません。ようやく起こしても、機嫌が悪く、癇癪を起こします。幼稚園に行く時間に間に合いません。
保護者も限界です。毎晩、寝かしつけに何時間もかかります。夜中に起こされます。自分の睡眠時間は、ほとんどありません。日中も眠く、イライラします。もう無理です。
夜寝ない。これは、発達障害のお子さまに非常に多い困難です。しかし、適切な対応と環境調整、そして早期療育で、睡眠は改善できます。生活リズムを整えることができます。
発達障害と睡眠問題
発達障害のお子さまに多い
発達障害のお子さまは、睡眠問題を抱えやすいです。
自閉スペクトラム症、ADHD、知的障害。どの発達障害でも、睡眠の困難が見られることが多いです。
寝つきが悪い
布団に入っても、なかなか寝付けません。
1時間、2時間、寝付くまでに時間がかかり、寝かしつけようとしてもじっとしていられません。
夜中に何度も起きる
一度寝ても、夜中に何度も目が覚めます。
そして、起きてしまうと、また寝られません。遊び始める、騒ぐ、完全に目が覚めてしまいます。
早朝覚醒
朝早く目が覚めてしまい、そのまま起きてしまいます。
朝5時、6時に起きて、そのまま活動を始めます。もう一度寝かせることはできません。
睡眠時間が短い
トータルの睡眠時間が、非常に短いです。
年齢相応の睡眠時間が取れず、常に睡眠不足の状態です。
生活リズムが整わない
毎日、寝る時間も起きる時間もバラバラです。
生活リズムが整わず、昼夜逆転することもあります。
なぜ寝ないのか
覚醒と睡眠のリズムの問題
脳の覚醒と睡眠を調整する機能が、うまく働いていません。
メラトニンというホルモンの分泌が少ない、体内時計がずれている。脳の機能的な問題で、眠れないのです。
感覚過敏
感覚過敏があると、眠りにくくなります。
布団の感触が嫌、音に敏感で小さな音でも目が覚める、部屋の明るさが気になる。感覚的な不快感が、睡眠を妨げます。
不安が強い
不安が強いと、眠れません。
明日のこと、知らない場所、予測できないこと。不安が頭の中を巡り、眠れなくなります。
こだわりの強さ
寝る前の儀式、寝る場所、寝る時の環境。
こだわりが満たされないと、眠れません。少しでも違うと、不安になり、眠れなくなります。
多動性
ADHDの多動性があると、じっとしていられません。
眠る時間になっても、体が動いてしまう。脳が休まらず、眠れません。
日中の活動不足
日中、体を十分に動かしていないと、夜眠れません。
エネルギーが余っている状態では、眠気が来ません。
昼寝が長すぎる
昼寝が長すぎると、夜眠れなくなります。
昼寝で寝すぎて、夜の睡眠時間が減ってしまいます。
刺激的な環境
寝る前にテレビ、ゲーム、スマホ。
刺激的な環境で過ごすと、脳が興奮して眠れなくなります。
家庭でできる睡眠改善の方法
生活リズムを整える
毎日、決まった時間に起こし、決まった時間に寝かせます。
休日も平日も、同じリズムで過ごします。リズムが整うと、体内時計が調整され、眠りやすくなります。
朝日を浴びる
朝起きたら、すぐにカーテンを開けて、朝日を浴びます。
朝日を浴びることで、体内時計がリセットされます。メラトニンの分泌も調整されます。
日中に体を動かす
日中、十分に体を動かします。
公園で走る、遊具で遊ぶ、散歩をする。体を疲れさせることで、夜眠りやすくなります。
昼寝は短く
昼寝をする場合は、30分〜1時間程度にします。
長時間昼寝をすると、夜眠れなくなります。3歳以降は、昼寝なしでも良いこともあります。
寝る前の刺激を減らす
寝る1〜2時間前から、テレビやスマホを消します。
静かな環境で過ごす、暗めの照明にする、落ち着いた音楽をかける。脳を落ち着かせます。
寝る前のルーティン
毎日、同じ順序で寝る準備をします。
お風呂、歯磨き、絵本、寝る。毎日同じ順序で行うことで、これから寝るという体のスイッチが入ります。
寝室の環境を整える
寝室を、眠りやすい環境にします。
暗くする、静かにする、適温にする、快適な布団。感覚過敏がある場合は、触り心地の良い布団を選びます。
安心できる環境
安心できる環境を作ります。
好きなぬいぐるみ、お気に入りの毛布、保護者が近くにいる。安心できることで、眠りやすくなります。
専門家に相談するタイミング
毎晩寝つくまで2時間以上かかる時
寝かしつけに毎晩2時間以上かかる場合は、相談が必要です。
保護者も子どもも、疲れ果てます。
夜中に何度も起きる時
夜中に3回以上起きる、起きると長時間眠れない。
睡眠の質が悪い場合は、支援が必要です。
睡眠時間が極端に短い時
3歳で8時間以下、4歳で7時間以下など、極端に睡眠時間が短い場合は、相談が必要です。
成長への影響が心配です。
日中の生活に支障がある時
睡眠不足で、日中機嫌が悪い、集中できない、園で過ごせない。
日中の生活に支障が出ている場合は、早急な対応が必要です。
保護者が限界の時
保護者自身が睡眠不足で、限界を感じている場合も、相談のタイミングです。
保護者の心身の健康も、とても大切です。
療育での睡眠支援
生活リズムを整える支援
療育では、生活リズムを整える支援を行います。
毎回同じ時間に療育に来る、活動のスケジュールを視覚的に示す。規則正しい生活リズムの大切さを、実践を通して学びます。
日中の活動量を増やす
療育では、体を十分に動かす活動を取り入れます。
サーキット遊び、運動遊び、感覚統合の活動。日中しっかり体を動かすことで、夜眠りやすくなります。
視覚支援で見通しを持たせる
寝る前のルーティンを、視覚的に示します。
お風呂の絵、歯磨きの絵、絵本の絵、寝る絵。順番に見せることで、これから寝る時間だと理解できます。
感覚統合の支援
感覚過敏が睡眠を妨げている場合、感覚統合の支援が効果的です。
触覚過敏を軽減する、聴覚過敏を軽減する。感覚的な不快感が減ると、眠りやすくなります。
リラクゼーション
リラクゼーションの方法を教えます。
深呼吸、筋弛緩法、静かな音楽。リラックスする方法を身につけることで、眠りやすくなります。
保護者への助言
療育では、保護者にも具体的な助言ができます。
家庭での生活リズムの整え方、寝室の環境調整、寝る前のルーティンの作り方。専門家からアドバイスを受けることで、家庭でも効果的に取り組めます。
医療機関との連携
必要に応じて、医療機関と連携します。
睡眠外来、小児科、精神科。薬物療法が必要な場合もあります。療育施設が、医療機関を紹介できることもあります。
早期療育の実際の効果
事例1:3歳で療育開始、生活リズムが整い睡眠が改善
3歳の時点で、毎晩寝るのが夜中の1時、2時でした。朝も起きず、生活リズムがバラバラでした。
療育施設に相談し、週2回の療育を始めました。療育では、毎回同じ時間に来る、日中しっかり体を動かす活動をしました。
家庭でも、生活リズムを整えるようアドバイスを受けました。朝7時に起こす、昼寝は短く、寝る前の刺激を減らす。
2ヶ月後、少しずつ寝る時間が早くなりました。半年後には、夜10時には寝られるようになりました。1年後には、夜9時に寝て、朝7時に起きる、規則正しい生活リズムが整いました。
保護者は、生活リズムが整うと睡眠も改善する、療育で習慣づけができて良かったと語っていました。
事例2:2歳半で療育開始、日中の活動量が増えて睡眠が改善
2歳半の時点で、夜中に何度も起きる、寝つきも悪い状態でした。日中も、あまり体を動かしていませんでした。
療育施設に相談し、週1回の療育を始めました。療育では、思い切り体を動かす活動を取り入れました。
家でも、できるだけ外で遊ばせるようにしました。公園で走る、遊具で遊ぶ。日中の活動量が増えました。
2ヶ月後、夜の寝つきが良くなりました。半年後には、夜中に起きる回数も減りました。1年後には、ぐっすり朝まで眠れるようになりました。
保護者は、日中の活動量が睡眠に影響する、体を動かすことの大切さを実感しましたと語っていました。
事例3:3歳で療育開始、視覚支援で寝る前のルーティンが定着
3歳の時点で、寝る時間が毎日バラバラ、寝る前の準備も嫌がる状態でした。
療育施設に相談し、視覚支援を教えてもらいました。寝る前のルーティンを、絵カードで示しました。
お風呂の絵、歯磨きの絵、絵本の絵、寝る絵。順番に見せながら、毎日同じ順序で進めました。
2ヶ月後、ルーティンに慣れ、絵カードを見せると、次の行動ができるようになりました。半年後には、絵カードなしでも、自分からお風呂に入る、歯を磨くようになりました。
1年後には、寝る時間も定まり、スムーズに寝られるようになりました。保護者は、視覚支援の効果は大きい、ルーティンが定着したと語っていました。
睡眠は改善できる
夜寝ない、睡眠不足で限界。そのお気持ち、本当によく分かります。
でも、知っておいてください。睡眠は、改善できます。すぐには変わらないかもしれませんが、適切な対応で、確実に良くなります。
大切なのは、生活リズムを整えること、日中に体を動かすこと、寝る前の刺激を減らすこと、寝る前のルーティンを作ることです。そして、感覚過敏への配慮、一人で抱え込まず専門家の力を借りることです。
睡眠が改善すると、お子さまの日中の機嫌も良くなります。成長も促されます。そして、保護者も眠れるようになります。生活が楽になります。
焦らないでください。少しずつ、生活リズムを整えていきましょう。睡眠は、必ず改善します。その可能性を信じて、今から取り組み始めましょう。
療育センターエコルドで、睡眠改善の支援を
大阪府池田市にある療育センターエコルドは、睡眠問題に悩むお子さまとご家族を支援する療育施設です。
夜寝ない、睡眠不足というお子さまに対して、小集団療育と集団療育を組み合わせた専門的な支援を提供しています。規則正しい療育のスケジュールで生活リズムを整え、日中しっかり体を動かす活動で適度な疲労を作り、視覚支援でルーティンを定着させます。
公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、感覚統合の支援、保護者への丁寧なフィードバックと家庭での生活リズムの整え方の助言。睡眠を改善する総合的な支援で、お子さまとご家族の生活をサポートします。
夜寝なくて困っている方、睡眠不足で限界の方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。
生活リズムを整え、睡眠を改善する支援を、エコルドが全力でサポートします。
療育センターエコルド お問い合わせ
- 電話:072-735-7332
- Web予約:https://portal.d2i.jp/contact/
- 所在地:大阪府池田市石橋3-1-11 大空第二ビル1階
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