ルールが理解できない。ゲームができない。。。

トランプゲームができません。ルールを説明しても、理解できません。カードを配っても、適当に出します。順番も守りません。ゲームになりません。
鬼ごっこも同じです。鬼にタッチされても、逃げ続けます。自分が鬼になる、というルールが分かりません。勝手に走り回っているだけです。
負けると、癇癪を起こします。勝ち負けは理解しているようですが、負けを受け入れられません。ゲームが最後まで続きません。
幼稚園では、友達とゲームで遊べません。ルールが分からず、一人だけ違うことをしています。友達は離れていきます。孤立しています。
このまま、ルールが理解できないのでしょうか。友達とゲームで遊べるようになるのでしょうか。心配です。
ルールが理解できない。これは、発達障害のお子さまに非常に多く見られる困難です。しかし、適切な対応と支援で、ルール理解の力は育ちます。友達とゲームで遊べるようになります。
ルール理解の困難とは
ルールが分からない
ゲームのルールが、理解できません。
何をすればいいのか、何をしてはいけないのか、どうすれば勝ちなのか。ルールが複雑で、理解が追いつきません。
ルールを覚えられない
一度聞いても、ルールを覚えていられません。
ゲームの途中で、ルールを忘れます。何度も聞き返します。でも、やはり忘れます。
暗黙のルールが分からない
明文化されていない暗黙のルールが、特に分かりません。
みんなが当然のようにやっていること、言わなくても分かること。それが理解できません。
発達障害のお子さまに多い
ルール理解の困難は、発達障害のお子さまに非常に多く見られます。
抽象的な思考の弱さ、ワーキングメモリの弱さ、社会性の発達の遅れ。これらが、ルール理解を困難にします。
なぜルールが理解できないのか
抽象的な思考が苦手
ルールは、抽象的な概念です。
鬼にタッチされたら交代、という抽象的なルールが理解できません。具体的なものは理解できても、抽象的なことは難しいのです。
ワーキングメモリの弱さ
ルールを覚えておくには、ワーキングメモリが必要です。
複数のルールを同時に覚えておけません。聞いた瞬間は分かっても、次の瞬間には忘れています。
言葉の理解の遅れ
言葉でルールを説明されても、理解できません。
言葉の理解が遅れていると、口頭でのルール説明が分かりません。視覚的に示されないと、理解が難しいです。
他者の視点が取れない
ルールには、他者の視点が必要です。
相手がどう動くか、自分の行動が相手にどう影響するか。他者の視点が取れないと、ルールの意味が分かりません。
勝ち負けへのこだわり
負けることが、受け入れられません。
負けると、癇癪を起こします。ルールを守るより、勝ちたい気持ちが強いです。だから、ルールを無視します。
柔軟性の欠如
ルールが変わることに、対応できません。
今まで○だったのに、今日は×。状況によってルールが変わることが、理解できません。柔軟に対応する力が、まだ育っていません。
家庭でできるルール理解を育てる方法
簡単なルールから始める
複雑なルールのゲームではなく、簡単なルールから始めます。
ルールが一つだけのゲーム、やることが一つだけのゲーム。色合わせゲーム、形合わせゲーム。シンプルなルールから始めることで、ルールを守る経験を積みます。
ルールを視覚的に示す
言葉だけで説明せず、視覚的に示します。
絵カードでルールを示す、写真で手順を見せる、実際にやって見せる。視覚的な情報があると、理解しやすくなります。ルールを紙に書いて貼っておくことも効果的です。
一緒にゲームをする
一人でゲームをさせるのではなく、一緒にやります。
保護者が隣で、ルールを確認しながら進める。今はこうするよ、次はこうするよ、と声をかけながら一緒にやります。一緒にやることで、ルールを学べます。
ルールを繰り返し教える
一度では覚えられません。繰り返し教えます。
同じゲームを何度もやる、毎回同じようにルールを確認する。繰り返すことで、少しずつ定着します。焦らず、何度も繰り返します。
勝ち負けにこだわらないゲーム
最初は、勝ち負けがないゲームを選びます。
協力ゲーム、みんなで達成するゲーム、勝ち負けを競わないゲーム。勝ち負けがないと、ルールを守ることに集中できます。慣れたら、勝ち負けのあるゲームに進みます。
負けても楽しい経験を積む
負けても、楽しかったという経験を積みます。
保護者がわざと負ける、負けても笑顔で楽しかったね、と言う。負けても大丈夫、という経験を積むことで、負けを受け入れられるようになります。
ルールを守れたら褒める
ルールを守れたら、たくさん褒めます。
ちゃんと順番を守れたね、すごい!ルール通りにできたね、えらい!褒められることで、ルールを守ることが良いことだと学習します。
ソーシャルストーリーで教える
ルールについて、ストーリー形式で教えます。
ゲームにはルールがあります。ルールを守ると、みんなで楽しく遊べます。ルールを破ると、ゲームができなくなります。このようなストーリーで、理解を促します。
実生活のルールから
ゲームのルールの前に、実生活のルールから教えます。
信号を守る、順番を守る、静かにする場所では静かにする。実生活のルールが理解できると、ゲームのルールも理解しやすくなります。
ルールの意味を説明する
ルールがなぜあるのか、意味を説明します。
順番を守るのは、みんなが遊べるため。鬼にタッチされたら交代するのは、公平に遊ぶため。意味が分かると、ルールを守る意欲が出ます。
少人数で遊ぶ
大人数のゲームは複雑です。少人数から始めます。
2人でやるゲーム、3人でやるゲーム。人数が少ないと、ルールもシンプルで、理解しやすいです。慣れたら、人数を増やします。
失敗を責めない
ルールを間違えても、責めません。
間違えることは、学習の過程です。こうするんだよ、と優しく教え直します。責められると、ゲームが嫌いになります。
専門家に相談するタイミング
簡単なルールも理解できない時
非常に簡単なルールも、全く理解できない場合は、相談が必要です。
認知面の発達が遅れている可能性があります。
友達と全く遊べない時
ルールが分からず、友達と全く遊べない、孤立している場合は、早めの支援が重要です。
社会性の支援が必要です。
勝ち負けで激しく癇癪を起こす時
負けると激しく癇癪を起こし、ゲームが続けられない場合は、相談が有効です。
感情のコントロールの支援が必要です。
集団生活で困難がある時
幼稚園や学校で、ルールが守れず、集団活動に参加できない場合は、総合的な支援が必要です。
早めに相談することが大切です。
療育でのルール理解への支援
スモールステップで教える
療育では、簡単なルールから段階的に教えます。
ルールが一つのゲーム、二つのゲーム、三つのゲーム。少しずつ、複雑にしていきます。スモールステップで進めることで、確実に理解できます。
視覚支援を徹底活用
ルールを視覚的に示します。
絵カード、写真、動画、実演。あらゆる視覚支援を使い、ルールを分かりやすく伝えます。言葉だけでなく、目で見て理解できるようにします。
ソーシャルスキルトレーニング
ルールを守ることを、ソーシャルスキルとして教えます。
ルールとは何か、なぜ必要か、守るとどうなるか、破るとどうなるか。ロールプレイで練習します。ルールを守ることの大切さを、体験的に学びます。
小集団でのゲーム
小集団療育では、実際にゲームをしながら学べます。
2〜4人の少人数で、簡単なゲームをします。支援者がルールを確認しながら進めます。失敗しても、すぐに教え直せます。友達と一緒に遊ぶ楽しさも学べます。
勝ち負けの受け入れ
負けても大丈夫、という経験を積みます。
協力ゲームから始める、勝ち負けを気にしない雰囲気を作る、負けても褒める。負けを受け入れる力を、段階的に育てます。
ルールの意味を教える
ルールがなぜあるのか、意味を丁寧に教えます。
公平に遊ぶため、みんなが楽しむため、安全のため。ルールの意味が分かると、守る意欲が出ます。
繰り返し練習する
同じゲームを、繰り返し練習します。
繰り返すことで、ルールが定着します。毎回同じルールで遊ぶことで、安心して参加できます。慣れたら、新しいゲームに挑戦します。
成功体験を積む
ルールを守れた、ゲームができた、という成功体験を積みます。
小さな成功も見逃さず、褒めます。成功体験が、自信につながります。自信がつくと、新しいゲームにも挑戦できるようになります。
保護者への具体的な指導
療育では、保護者にも実践的な指導を行います。
家庭でできる簡単なゲーム、ルールの教え方、視覚支援の作り方、褒め方。具体的な方法を、専門家から学べます。保護者が家庭で実践できることが、最も重要です。
ルール理解の力は育つ
ルールが理解できない、ゲームができない。そのお気持ち、よく分かります。
でも、知っておいてください。ルール理解の力は、育ちます。簡単なルールから始め、段階的に練習することで、確実に理解できるようになります。
大切なのは、簡単なルールから始めること、視覚的に示すこと、一緒にゲームをすること、ルールを繰り返し教えること、勝ち負けにこだわらないゲームから始めること、ルールを守れたら褒めること、失敗を責めないことです。そして、焦らず待つこと、一人で抱え込まず専門家の力を借りることです。
ルールが理解できるようになると、友達とゲームで遊べるようになります。集団活動に参加できます。社会性が育ちます。ルールを守ることの大切さを学びます。生活が楽しくなります。
焦らないでください。少しずつ、ルール理解の力を育てていきましょう。シンプルなゲームから、複雑なゲームへ。必ず理解できるようになります。その可能性を信じて、今から取り組み始めましょう。
療育センターエコルドで、ルール理解の力を育てる支援を
大阪府池田市にある療育センターエコルドは、ルールが理解できないお子さまとご家族を支援する療育施設です。
ゲームができないというお子さまに対して、小集団療育と集団療育を組み合わせた専門的な支援を提供しています。スモールステップで簡単なルールから教え、視覚支援を徹底的に活用し、ソーシャルスキルトレーニングでルールの大切さを学び、小集団で実際にゲームをしながら練習します。
公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、社会性とルール理解の育成、保護者への丁寧なフィードバックと家庭でのゲームの進め方の助言。ルール理解の力と社会性を育てる総合的な支援で、お子さまとご家族の生活をサポートします。
ルールが理解できなくて困っている方、ゲームができない方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。
療育センターエコルド お問い合わせ
- 電話:072-735-7332
- Web予約:https://portal.d2i.jp/contact/
- 所在地:大阪府池田市石橋3-1-11 大空第二ビル1階
発達検査実施/見学随時受付/ルール理解の支援/ソーシャルスキルトレーニング
お気軽にお問い合わせください。ルール理解の力は育ちます。お子さまの社会性を、一緒に育てましょう!