“自己肯定感を育てたい”ってどうすればいい?

こんにちは。
子育てをしていると、いろんな場面で耳にするようになった言葉——「自己肯定感」。
- 「もっと自信を持ってほしい」
- 「すぐに“どうせ無理”と言うのが気になる」
- 「友だちに比べて自己評価が低い気がする…」
- 「失敗すると、すぐに“僕なんかダメだ”って…」
親としては、
「自分のことを好きでいてほしい」
「失敗しても“また頑張ろう”と思える子になってほしい」
そんな願いを持って当然です。
でも、「じゃあ、自己肯定感って何?」「どうやって育てたらいいの?」
と聞かれると、ちょっと答えにくいですよね。
今回は、「自己肯定感」を科学的に・そして日常に落とし込んで考えながら、
保護者として今日からできる関わりをわかりやすくご紹介します。
第1章 そもそも「自己肯定感」とは?
自己肯定感とは、
「自分はこれでいい」と思える感覚
「自分には価値がある」と信じられる心の土台のことです。
単なる「自信」とは異なり、
・うまくいっても
・失敗しても
・誰かに比べて劣っていても
「それでも、自分には価値がある」と感じられることが、自己肯定感の核です。
第2章 自己肯定感は“育つもの”。親の関わりで深まるもの。
自己肯定感は、生まれつき備わっているわけではありません。
日々の人との関わり、経験の積み重ねで少しずつ育っていくものです。
特に乳幼児期〜学齢期前半までの大人との信頼関係が土台になります。
「自分は大切にされている」
「気持ちをわかってもらえる」
「うまくいかなくても見捨てられない」
そんな経験を重ねることで、子どもの中に「自分って大丈夫」が根づいていくのです。
第3章 ありがちな誤解:「ほめれば育つ」って本当?
よく「ほめて育てるといい」と言われますが、
ほめ方を間違えると、逆に自己肯定感が下がることもあるのです。
❌ NGなほめ方の例:
- 「すごいね!天才じゃん!」(→うまくいかないと落ち込みやすくなる)
- 「100点とれたからエライね」(→条件つきの価値感がついてしまう)
- 「○○ちゃんより上手だったね!」(→比べることでしか自分を見られなくなる)
第4章 今日からできる!自己肯定感を育てる5つの関わり方
✅(1)結果よりも「プロセス」を認める
→ 上手くいった・いかなかったではなく、がんばった過程に目を向ける
例:
「最後までやってみたね」
「難しくても、チャレンジしたんだね」
「途中で諦めそうだったのに、自分で切り替えたね」
✅(2)失敗を受け止める言葉を用意する
→ 子どもが失敗したときほど、“自己肯定感を育てるチャンス”です
例:
「失敗しても、あなたのことは大好きだよ」
「うまくいかないことがあるのは当たり前」
「どうしたら次、うまくいくか一緒に考えようか」
✅(3)小さな選択肢を渡して“自分で決める”体験を増やす
→ 選択経験の積み重ねは、「自分で決めたことをやってみる力」につながります
例:
「今日はどっちの服にする?」
「ごはん、おにぎりとパン、どっちにする?」
✅(4)感情をそのまま受け止める
→ 喜びだけでなく、怒り・悲しみ・悔しさも、「感じても大丈夫」と思えることが大切
例:
「そんなに悔しかったんだね」
「泣いていいよ。ママはここにいるよ」
✅(5)「あなたはここにいていい存在だ」と伝える
→ 特別なことがなくても、「あなたが大切だよ」という無条件のメッセージが自己肯定感を育てます
例:
「あなたがいてくれて、うれしい」
「何もしてなくても、大好きだよ」
「今日も一日、がんばったね」
第5章 育てるのは“自分で自分を認められる心”
自己肯定感とは、「誰かにほめてもらって育つ」ものではありません。
最終的には、「自分で自分を認められる感覚」を育てることが大切です。
大人はそのための“土壌”を整える役割。
日々の中で、「あなたは大丈夫」「あなたはここにいていい存在だよ」というメッセージを繰り返し届けることが、
未来の「折れない心」「しなやかな自己評価」につながります。
最後に:子どもの自己肯定感を信じて、今日もそばにいることから
「自己肯定感を高く育てる」ことは、親の責任でも、義務でもありません。
ただ、そばにいること、
気持ちに寄り添うこと、
どんなときも見守っていること。
それだけで、子どもは少しずつ「自分って大丈夫かも」と思えるようになります。
子どもの価値を、親が誰より信じてあげられる存在でありますように。
小さな言葉のやりとり、表情、抱きしめる手、そのすべてが自己肯定感を育てる“栄養”です。