きょうだいに我慢させてばかり。申し訳ない気持ち

上の子が発達障害です。毎日、上の子の対応で手いっぱいです。癇癪を起こす、危険なことをする、常に目が離せません。
下の子は、いつも我慢しています。遊んでほしいと言っても、ちょっと待ってね、と後回しにします。上の子が癇癪を起こしている間、下の子は一人で静かに待っています。
下の子の幼稚園の行事も、上の子の都合で行けないことがあります。下の子が何か頑張っても、上の子の対応で忙しく、ちゃんと褒めてあげられません。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。下の子にばかり我慢させて、良い親ではありません。でも、どうすればいいのか分かりません。上の子の手がかかりすぎて、下の子に十分な時間を使えません。
このままでは、下の子に悪い影響があるのではないかと心配です。寂しい思いをさせて、我慢ばかりさせて、将来どうなってしまうのでしょうか。
きょうだいに我慢させてばかり。これは、発達障害のお子さまを持つ家庭の多くが抱える悩みです。しかし、適切な対応と支援で、きょうだい児も健やかに育てることができます。家族全体のバランスを取ることができます。
きょうだい児とは
発達障害のあるきょうだいを持つ子ども
きょうだい児とは、発達障害や慢性疾患のある兄弟姉妹を持つ子どものことです。
障害のあるきょうだいがいることで、特有の困難や悩みを抱えることがあります。
我慢を強いられやすい
きょうだい児は、我慢を強いられやすい立場にあります。
保護者の時間や注意が、障害のあるきょうだいに多く向けられるため、我慢する場面が増えます。
理解と協力を求められる
年齢が上がると、理解と協力を求められます。
きょうだいの障害を理解して、協力してほしい。親を手伝ってほしい。そのような期待がかかります。
多くの家庭が抱える悩み
きょうだい児への罪悪感は、多くの保護者が抱える悩みです。
一人で悩まず、同じ境遇の保護者や専門家に相談することが大切です。
なぜきょうだいに我慢させてしまうのか
手がかかる方に時間を取られる
発達障害のあるお子さまは、手がかかります。
癇癪への対応、危険な行動の見守り、療育への送迎。時間も労力も、障害のあるお子さまに多く使われます。
保護者の心身の余裕がない
毎日、障害のあるお子さまの対応で疲れ果てています。
心身の余裕がなく、きょうだい児に十分な時間を使えません。余裕があれば、もっと関われるのに、と思います。
きょうだい児が聞き分けが良い
きょうだい児が、聞き分けが良いことも理由の一つです。
ちょっと待ってね、と言えば待ってくれる。我慢してくれる。だから、つい後回しにしてしまいます。
緊急性の違い
障害のあるお子さまの対応は、緊急性が高いです。
癇癪を起こしている、危険なことをしている。今すぐ対応が必要です。一方、きょうだい児の要求は、緊急性が低く見えます。だから、後回しになります。
一人でできることが増える
きょうだい児は、年齢とともに一人でできることが増えます。
自分で遊べる、自分で準備できる。だから、手をかけなくても大丈夫だと思ってしまいます。
きょうだい児への影響
寂しさを感じる
保護者の時間や注意が、きょうだいに多く向けられることで、寂しさを感じます。
自分も見てほしい、構ってほしい。でも、我慢している子もいます。
自己肯定感への影響
我慢ばかりさせられると、自己肯定感が下がることがあります。
自分は大切にされていない、と感じてしまうこともあります。
過度な責任感
きょうだいの面倒を見なければ、親を助けなければ。
過度な責任感を持ってしまうこともあります。子どもらしく過ごせません。
ポジティブな影響もある
きょうだい児であることは、ネガティブな面だけではありません。
思いやりが育つ、多様性を理解する、強い心が育つ。ポジティブな影響もあります。
家庭でできるきょうだい児への対応
きょうだいだけの時間を作る
意識的に、きょうだい児だけの時間を作ります。
週に1回、30分だけでも良いです。きょうだい児だけと過ごす時間を作ります。障害のあるお子さまは、パートナーや祖父母に預けます。
話を聞く
きょうだい児の話を、しっかり聞きます。
今日どうだった?幼稚園で何があった?きょうだい児に注意を向け、話を聞く時間を持ちます。
頑張りを認める
きょうだい児の頑張りを、ちゃんと認めます。
我慢してくれてありがとう、と感謝を伝える。頑張ったね、と褒める。認められることで、自己肯定感が育ちます。
我慢させすぎない
我慢させすぎないことも大切です。
時には、きょうだい児を優先する。きょうだい児の行事は、できる限り参加する。バランスを取ることが重要です。
きょうだいの障害を説明する
年齢に応じて、きょうだいの障害を説明します。
なぜお兄ちゃんは癇癪を起こすのか、なぜ特別な支援が必要なのか。理解することで、納得できることもあります。
一人の時間も大切にする
きょうだい児にも、一人の時間が必要です。
一人で遊ぶ時間、一人で考える時間。それも大切にします。
完璧を求めない
完璧に平等に、は無理です。
できる範囲で、バランスを取る。それで十分です。自分を責めすぎないことも大切です。
きょうだい児の友達を大切にする
きょうだい児の友達関係を、大切にします。
友達と遊ぶ時間、友達を家に呼ぶ機会。きょうだい児の社会的な繋がりを、サポートします。
専門家に相談するタイミング
きょうだい児に変化が見られる時
急に元気がなくなった、成績が下がった、友達と遊ばなくなった。
きょうだい児に何らかの変化が見られる場合は、相談が必要です。
きょうだい児が不満を訴える時
寂しい、もっと構ってほしい、ずるいと不満を訴える場合は、相談のサインです。
きょうだい児の気持ちを、専門家と一緒に考えることができます。
保護者が罪悪感で苦しい時
きょうだい児に申し訳ない、罪悪感でいっぱい。
保護者自身が苦しい場合も、相談のタイミングです。同じ悩みを持つ保護者と話すだけでも、楽になります。
きょうだい児との関わり方が分からない時
どう関わればいいか分からない、どう説明すればいいか分からない。
専門家から、具体的なアドバイスをもらえます。
療育でのきょうだい児への支援
保護者の負担軽減
療育で障害のあるお子さまを預かることで、保護者の負担が軽減されます。
その時間で、きょうだい児と過ごせます。きょうだい児の行事にも参加できます。
きょうだい支援プログラム
療育施設によっては、きょうだい支援プログラムがあります。
きょうだい児同士で集まる会、きょうだい児向けの説明会。同じ境遇の子どもたちと繋がれます。
家族全体への支援
療育では、家族全体を支援します。
障害のあるお子さまだけでなく、きょうだい児、保護者、家族全体のバランスを考えた支援をします。
保護者への助言
療育では、保護者にきょうだい児への対応方法を助言できます。
どう時間を作るか、どう説明するか、どう関わるか。具体的なアドバイスがもらえます。
ペアレントトレーニング
ペアレントトレーニングで、きょうだい児への対応も学べます。
限られた時間で、どうバランスを取るか。効果的な関わり方を学べます。
早期療育の実際の効果
事例1:療育開始後、きょうだいだけの時間を作れた
上の子が3歳で療育を始めるまで、きょうだい児である下の子に、ほとんど時間を使えていませんでした。
週2回、療育に通うようになり、その時間は上の子を預けられます。その時間を使って、下の子と二人で過ごすようになりました。
公園に行く、絵本を読む、一緒におやつを作る。週2回、1時間ずつでも、下の子だけの時間ができました。
下の子の表情が、明るくなりました。以前より笑顔が増えました。ママと二人の時間が嬉しいと言ってくれました。
保護者は、療育に通うことできょうだい児との時間も作れた、罪悪感が少し減ったと語っていました。
事例2:療育で学んだ対応方法で、家庭のバランスが改善
上の子の癇癪や危険な行動が多く、きょうだい児である下の子は、いつも我慢していました。
療育を始め、上の子への対応方法を学びました。癇癪の予防方法、危険な行動を減らす方法。家庭で実践すると、上の子の問題行動が減りました。
問題行動が減ったことで、保護者の負担も減りました。余裕ができ、下の子にも目を向けられるようになりました。
下の子の幼稚園の行事にも参加できるようになりました。下の子の頑張りも、ちゃんと褒められるようになりました。
保護者は、上の子の問題行動が減ることで、家族全体のバランスが改善した、療育で学べて良かったと語っていました。
事例3:きょうだい支援プログラムで、下の子も救われた
上の子の療育施設で、きょうだい支援プログラムが開催されました。きょうだい児が集まって、遊んだり話したりする会です。
下の子を参加させました。同じように、障害のあるきょうだいを持つ子どもたちと出会いました。
みんな、同じ悩みを持っていました。お兄ちゃんに時間を取られる、我慢することが多い。でも、それを話せる場所がありませんでした。
きょうだい支援プログラムで、初めて自分の気持ちを話せました。共感してもらえました。一人じゃないと分かりました。
下の子の表情が、明るくなりました。同じ境遇の友達ができたことが、嬉しかったようです。
保護者は、きょうだい支援プログラムに参加させて良かった、下の子も救われたと語っていました。
きょうだい児も大切に
きょうだいに我慢させてばかり、申し訳ない。そのお気持ち、本当によく分かります。
でも、知っておいてください。完璧に平等にすることは、誰にもできません。できる範囲で、バランスを取ることが大切です。
そして、意識的にきょうだい児だけの時間を作る、話を聞く、頑張りを認める。小さなことでも、きょうだい児は嬉しいのです。
療育を利用することで、保護者の負担も減ります。その分、きょうだい児にも目を向けられます。家族全体のバランスが改善します。
きょうだい児であることは、ネガティブな面だけではありません。思いやりが育つ、多様性を理解する、強い心が育つ。きょうだい児だからこその成長もあります。
自分を責めすぎないでください。できることから、少しずつ。きょうだい児も、障害のあるお子さまも、どちらも大切です。家族全体で、支え合いましょう。
療育センターエコルドで、家族全体を支える支援を
大阪府池田市にある療育センターエコルドは、お子さまだけでなく、家族全体を支援する療育施設です。
発達障害のあるお子さまの療育を通して、保護者の負担を軽減し、きょうだい児にも配慮した支援を提供しています。療育でお子さまを預かることで、きょうだい児との時間も作れます。保護者への助言で、家庭のバランス改善をサポートします。
公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、保護者への丁寧なフィードバックときょうだい児への配慮の助言。家族全体のバランスを考えた総合的な支援で、お子さまとご家族の生活をサポートします。
きょうだいに我慢させてばかりで申し訳ない、家族のバランスが取れないと悩んでいる方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。
家族全体を支える支援を、エコルドが全力でサポートします。
療育センターエコルド お問い合わせ
- 電話:072-735-7332
- Web予約:https://portal.d2i.jp/contact/
- 所在地:大阪府池田市石橋3-1-11 大空第二ビル1階
発達検査実施/見学随時受付/家族全体への支援/きょうだい児への配慮/
お気軽にお問い合わせください。きょうだい児も大切に。家族全体のバランスを、一緒に整えましょう。